デ・ヨングはバルサに必要か [サッカー]
フレンキー・デ・ヨングは自分が「やらなきゃ」と思っている真面目な人間で、一生懸命やるし技術もあるんだが、「バルサの哲学」を骨の髄まで理解しているわけではなく、「アヤックスの戦術」を応用してバルサに適応している。
なのでじつは少しズレているんだが、アヤックスとバルサの類似性ゆえに何とかやれている、というのが実情だ。
4231はアヤックス時代に経験したやり方なので、今季はさらに適応度が上がっているんだが、だからといって「バルサの哲学」をマスターせずにバルサの中心人物になるのはクラブとして問題がある、というか、バルサはそういうクラブだ。
クーマンが長期政権となる可能性は小さいとみるべきで(つまり4231が長続きするとは限らない)、ピャニッチやアレニャー、プッチの出番をもっと増やして、デ・ヨングにベンチから勉強させてもいいのではないか、という気がする。
メッシはバルサに必要か [サッカー]
トップにいるはずのメッシの居場所がどんどん下がってきて、今は433の右インテリオール辺りが馴染みやすい場所になっている。
言うならば「偽インテリオール」だ。
クラシコではピボーテの位置まで降りることもあった。
確かにアルバやコウチーニョやファティへの決定的なスルーパスを、ピボーテの前あたりから出す技術と判断には驚かされる。
しかし、メッシがそこにいると、グリーズマンはもっと右に寄るか、トップに入らなければならないが、グリーズマンも同じ場所を取りたがる。
その二人のポジションに応じて、自分の位置を調整しているのがブスケツだったりする。
ウルトラスーパーだったメッシが、ただのスーパーになっていたとしても、やはり別格の働きをしているわけで、チームがメッシ依存心理から少しずつ自主性を取り戻しつつあるとすれば、全体のバランスはよくなるはずだ。