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ペンギン村は変わるのか [将棋ソフト不正使用疑惑]


 ペンギン村・・・違った、日本将棋連盟の臨時総会で、1名の外部の業務執行理事(言い換えると「外部出身の常勤理事」)を置くことが可能になるという、定款変更がなされた。

 これが第一歩か。

 ペンギン村が外に向かって少し目を向け始めたということか。

 隣の村を見ても分かるように外部を入れたところでよくなる保証は一つもないんだが、そうは言っても、時代としてもう後戻りできない。

 つまり、スボンサーになってくれるような企業はコンプライアンスがしっかりしているところが多い(社会責任として当然のように求められている)わけで、社団法人として、そういう企業とビジネスとして健全に付き合っていくことを期待されている。

 そのためには普通の企業が何を求められているかという、「世間の常識」を知らなければならない。

 具体的にいうと、「事件」「重要問題」が起こったときに、組織としてどのように対処すべきかを決めて、文章化するということだ。

 将棋連盟に必要な「外部」の働きはただそれだけで、極論を言えば他はどうでもいい。

 今後も将棋連盟はいろいろとやらかすだろうが、方向性としてはまともな道を歩み始めたと期待したい、いやホントに。






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ペンギン村 [将棋ソフト不正使用疑惑]



 総武線沿いにある、人間界から隔離されているペンギン村の話。


 2/27、5人の理事の解任請求を審議する臨時総会が開かれ、青野専務理事、中川常務理事、片上常務理事の三人の解任が決定した。

 なんとまあ。

 いろいろなことを考えてしまう。

 あるいはクーデター的な動きが密かに進行しているのか。

 そういう可能性を考えつつも、「まー勝手にやってください」としか言いようがない。

 村の内部でゴチャゴチャやっているうちは良くならない。

 内ゲバっぽい動きで組織がまともになるなんてこと、あり得ないので。


 ・・・ただでさえ閉鎖的な村が、さらに閉鎖的になっていく・・・ペンギン村に陽は落ちて・・・。







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将棋連盟の新しい会長 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 谷川会長と島常務理事が退任して、佐藤康光会長、井上慶太常務理事が新たに加わった。

 個人的には、失礼な話だが現役棋士に今回のような事件を裁く能力がないと思っていたので、谷川九段と島九段には同情する。

 可哀そうに・・・とすら思う。

 たぶん、棋士総会の中でも相当叩かれたことだろう。

 叩かれて当たり前の立場なんだが、そもそもそれが間違っているというのがオレの考え方。

 総会でもめるのはいいけど、建設的にならないといけない。

 あと、カンニング事件で三浦九段を貶めるような話を故意に広めた観戦記者がいるらしく、一部で「黒幕」と話題になっている。

 そんなことはともかく。

 今、会長になった佐藤康光九段は大変だと思う。

 メディアの映像では青野専務理事と片上常務理事が両脇を固めていたが、青野九段は今までの流れ(既存文化、歴史)を踏襲する理事で、片上六段は東大法学部卒で法的な専門家という位置付けだろう。

 とはいえ、この二人も連盟理事の中心人物として今回の事件を取り扱ってきたわけで、今後はとくに片上六段の発言力を上げていかないとなかなか難しいような気がする。

 片上六段がヤバいと思ったら、世間的にヤバいことだ、という認識を連盟は持つべきだ。


 さて、会長が替わったからといって、運営を全面的に外部に委託するような話にはならないようだし、当面はそれでいいと思うが、経理関係や法的(コンプライアンス関係)な事柄などは外部の専門家に権限を与えていくことが望ましい。

 一般社会での法令遵守関係は、昔と違って相当面倒くさい話になっているので、連盟としてもそのような時代の流れに対応できるような体制作りをするべきだ。

 まー大きなお世話だけど。





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将棋カンニング問題その10 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 個人的には、曖昧で不透明な決着こそが一番オモシロいし、それこそが「客をさらに呼ぶ話になる」と思っていることを、最後にコッソリ書いておいて・・・・この話はおしまい。





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将棋カンニング問題その9 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 日本将棋連盟(の理事会)の悪口を言うのは簡単だ。

 確かにどれだけ機能しているのか、やや疑問がある。

 とはいえ、それは棋士たち自身による人選で外野がとやかく言う筋合いではないのかもしれない。

 公益社団法人になった関係で多少の透明性が求められているだろうが、一部上場する企業のような縛りがあるわけでもない。

 そんな中、どこまで「公平性」が求められているのか、棋士たちだけで判断するのは無理がある。

 そう考えると、運営を外部に任せられないのであれば、「第三者調査委員会」のような組織を常設(年間のメンバーを固定しておき、必要に応じて招集)しておくのも一つの手か。 





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将棋カンニング問題その8 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 基本的にプロ棋士の多数は「将棋さえ強ければ、他のことは少々足りなくても仕方がない」という人格形成を経ており、だからこそオレは「連盟の運営を外部の人間に任せる」べきだと考えている。

 しかし、外部の人間に任せたら「食い物にされてしまう」という発想があるかもしれない。

 外部に任せられないのであれば、世間一般的なコンプライアンス対策、将棋界をめぐる経済的な背景を確認したうえで、内部で「将来設計の検討」及び「教育・研修」を積み重ねなければならない。

 そうしておけば、将来的に外部に任せたとしても「食い物にされる」ということの具体的な意味合いと防止法がある程度見えてくるはずだ。

 などと考えていくと、将棋界の未来は、ただ将棋が強ければ良い、という幸福なモノではなくなっているような気がする。

 少なくとも、公益社団法人の前提にある「社会的信用」が損なわれるような事態には、さらに敏感になっていくだろう。






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将棋カンニング問題その7 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 将棋界にとって最悪なのは何か。

 人によって考え方が違うだろうけど。

 オレの考えは以下の通り。

 第一に、スポンサーの讀賣新聞が撤退して竜王戦がなくなったり、賞金が減額になること。

 第二に、疑惑の・・・しかし優秀な・・・現役棋士を失うこと。

 この二つに比べれば将棋連盟がメディア(週刊誌等)に叩かれて世間の評判を失うくらいは大したことではない。

 というよりも、この二つを優先するために、連盟は全力を尽くさなければならない。

 仮に「連盟」が悪者になっても「将棋」自体は変わらない。

 風評は時間とともに変化するから。

 つまり、人知を尽くした棋譜さえ残し続けていけば、連盟の悪評は今後のイメージ戦略で克服できる。





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将棋カンニング問題その6 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 この問題の根本には、将棋界という「村」独自の不透明性がある。

 個人的にはなんでも透明化すればいいとは思わないが、この件に関することは改革が必要になるだろう。

 そうしていくことで、新聞社依存の体質からの脱却の可能性が出てくるのではないか。

 少なくとも、ここまでニュースになっているのなら、逆に今がチャンスと考えるべきだ。

 具体的にどうするべきなのかは、オレにはさっぱりわからないが。

 例えば、「日本独自の文化」というわけで国から助成金を引っ張ってくるような仕組みを考えるべき・・・とか。





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将棋カンニング問題その5 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 人間同士の叡智の尽くし合いはオモシロい。

 問題はその叡智の尽くし合いを、一般の人々に理解されにくい点だろう。

 つまり、普及というのは、そのようなプロ棋士の技を理解してもらうための手段という意味もある。





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将棋カンニング問題その4 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 各新聞社がメインスポンサーになって、将棋界を支えているというのは歴史的な偶然に過ぎない。

 新聞購買数の減少が言われてから久しい今、新聞社の余裕がさらになくなれば、今のようなビジネス・スタイルの将棋界は消えてなくなる可能性がある。

 そういう危機感を関係者は皆持っていると思うし、持っていなければ末期的だ。

 あと、下を見ればきりがないが、将棋界より恵まれていない業界はたくさんある。


 



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将棋カンニング問題その3 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 「将棋ソフトがプロ棋士より強いからプロ棋士の価値はなくなった」というのは一部の人間の印象に過ぎない。

 そこら中で人間より速い車が走っていても陸上競技は人気がある。

 人間より力が強い機械がたくさんあるにもかかわらず、相撲やボクシングなどのプロ格闘技の興行が開催されている。

 なので、人間より頭のいい機械が出てきたからといって、将棋棋士たちの価値はさほど変わらない。

 すくなくともそういう「開き直り」が必要だ。

 これからはプロ棋士たちがより一層切磋琢磨するしかないだろう。






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将棋カンニング問題その2 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 おそらく告発した側は、そのような将棋界の「村」意識を改革しようとしている意味もあるのだろうが、結局「村」の仕組み(タイトルホルダーの発言力、付き合いのあるメディア)を利用してそれをやろうとしているというのが興味深い。

 で、告発された側からも出場停止と疑惑をかけられたことの二点に対して抗議の声があがっている。

 ここまで村の外部にまで情報が拡散しているとなると、村の仕組みによる解決は難しい。

 ちなみに村の仕組みによる解決というのは推測するに、疑惑を曖昧にしたまま、そして、その処分の妥当性も不透明なまま、それまでと変わらずに「継続」していくことだ。

 根本的な解決策は、連盟の運営を外部の人間に任せるということだろう。

 あとは不正行為の範囲とそれに対する罰則の明文化。

 グレーな場合にどうするかも、スポーツ界のドーピングの取り締まりなどを参考に、ある程度事前に想定して決めておくとよいだろう。

 今回の例を見ても分かるように、この手の不正行為は村の内部で収まらない話になるから、そこまで考えるのは仕方あるまい。

 なので「第三者調査委員会」設置というのは、遅かったとはいえ妥当な判断だったと思う。





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将棋カンニング問題その1 [将棋ソフト不正使用疑惑]


 将棋界という狭い「村」の中で、将棋ソフト不正使用の疑惑が生じ、連盟理事会は最低限(?)の処分(年内の出場停止)を発表した。

 処分は直接的には疑惑とは関係ないようだが。

 同時にその処分は、賞金総額のもっとも大きいタイトル戦の対局へ参加させない、という意味もある。

 告発した側もされた側もプロ棋士で、連盟は彼らを除名したくない、という前提が強い。

 そして、白黒をはっきりさせたら、告発した側かされた側か、どちらかを何らかの形で処分しなければならない。

 将棋連盟理事会は、話を大事(おおごと)にしながらも仲間をできるだけ処分したくないように見える。





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