モーターヘッド [モーターヘッド]
モーターヘッドといえばファストとアニマルがいたときのが好きだった・・・。というよりそれしか知らない。たぶんそれからあまり変わってない筈なのでそれでいいという考え方だ。
何を聴いているかというと「ハマースミスまで寝てられないぜ」というライブで、オレが持っているのは2枚組。
いやどのヴァージョンでも関係ないのがモーターヘッドの強みだ。とにかく早くてうるさくてガーガー騒いでいる。3ピースのドカドカロックンロール。この潔さが命。てゆーか、これを最初にやって、それをずっと続けているのだからレミーはエライ。メタルの様式美とはまた違う次元の美学か。AC/DCやラモーンズの世界によく似ている。
正義と平和と美学とモーターヘッド [モーターヘッド]
平和がいいのはよく理解できる。
だからといって、それを絶対的な正義として、「個人の全ては『平和』に従属するべきだ」と全体主義的な言説を吐くのは恥ずかしい。・・・そう吐いている自覚が当人にはないかも。
自分の立場(意図せざる全体主義)を検証せずに発信するのはみっともない。自分に酔っている。楽しいかもしれないが。
これはつまり、倫理の問題というより美学の問題なのかも。
そんなくだらない意見を聴くくらいなら、モーターヘッドを聴いた方が数億倍マシだ。レミーはナチス好きの酔いどれだが、彼の音楽は最強で最高だ。
オルタナ系 [モーターヘッド]
ポストパンクといえばオルタナティブ・ロックの出発点というイメージしかないが、ジャンル分けなどはどうでもいい感じ。
とにかく下手くそなバンド、ときどき知的なバンドが混じったりするが、基本的には既存のロックンロールとは別のリズム・・・解体されたリズムやファンクを利用し・・・時にはデジタルで・・・というイメージ。
鼻息の荒いパンクは、すぐに飽きられ、新しい・・・音楽・・・ジャンル・・・既存の大手メジャーにない音であればなんでもいい感じ。
ある意味音楽の革命であり、パンクほどではないにしろ、新しい波を作りかけそして消えていった・・・消えゆく媒介者みたいな位置付けのバンドが多かった。ポップグループとか初期PiLはまさにそれ。
そんな中、ヘビメタを聴いているヤツはバカだと思っていた。モーターヘッドは別ですが。
モーターヘッド [モーターヘッド]
某Facebookに載った写真を観て、久しぶりなのでつい、あ、Fastだ!!と反応してしまった。
モーターヘッドはレミーさえいればそれだけでモーターヘッドということで問題ないけど、オレにとってのモーターヘッドはFast と Animal がレミーを支えていた時代だ。
一応メタル系にカテゴライズされるけど本人たちはパンクに近いと考えている。縦ノリのメタル。デビューが1975(実質世間に認知されたのは1977のアルバム「motorhead」)ということを考えると、なんという先見性か、と思うんだが、本人たちはただ好きでやっていただけなんだろう。
ワンパターンの良さ、という意味ではACDCやラモーンズと共通か。音がカッコよければそれでよし。