陰謀論は存在しない その2
しかしながらこの話は「ないことにされている」というわけでもないし、「丸見えの底なし沼」でもない。
そして、陰謀論の恐ろしいところは、疑惑はすぐに事実へと変わってしまうことだ。
つまり、陰謀論が語られた瞬間にそれは確信(→その人の認知としてはほぼ事実)となる。
陰謀論は、その形式だけが心的フォーマットとして存在している。
曰く「あいつは○○人だ」「彼は、本当は○○だ」といったような。
そこに内容を放り込むだけで出来上がってしまう。
実に心地よく、オレたちはその言葉を聞く。
「やはりそうだったのか」と。
陰謀論は存在しない その1
プロレスには筋書きがあるかないか、ということで、あるひと時、いろいろとオモシロい話を聞くことができたが、それは陰謀論とは違う。
なぜならば、「ないことにされている」にもかかわらず、「丸見えの底なし沼」(by I編集長)だからだ。
さて、今流行の新型コロナウイルスが人工的なものかという話題がある。
確かに疑わしい面があるし、疑わしいと思った方が圧倒的にオモシロイ。
「陰謀論を享楽せよ」と言いたいくらいだ。