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意味を孕むこと その1 [メモ]


 メモ。

 つまり、言葉は「意味を孕んでいる」が、意味は自由に浮遊して特定できないため、その意味に決定的な解釈をつけるといった実際の象徴化は後からやってくる……。

(厄介 上 訳P92)

 何となく、精神分析の「事後性」との類似に注目しておく。





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カントの消えゆく媒介者 [メモ]


 メモ。

 たとえば、カント思考の筋道に結論をつけるとすれば、愚直な動物性と「法」に従属する人間の自由との間で、ジンテーゼをおこなう以前の想像力(=構想力)という怪物性が「怒り狂い」、部分しかない対象という亡霊のような幻像を生み出すと前提しなければならない。不完全なリビドーの対象を装って、主体の絶対的な自発性が純粋に無という状態と相互関係にある、ありえない対象にわれわれが出会うのは、このレベルにおいてだけだ。このような部分しかない対象(「血まみれの頸と--別の青白い、亡霊のような幻影」)とは、絶対的自発性としての主体が「さまざまな対象の中から、自らに出会う」ことを見せかけた、ありえない形だ。


(厄介 上 訳P89)





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