SSブログ

セラーズとデイヴィドソン


 個人的な考えだが、セラーズとデイヴィドソンの立ち位置に似たところがあると思っている。

 二人とも、最終的には物理主義=自然主義=科学主義というようなものが思考の中心軸にあり、それを無視することはできないと考えている。

 しかし彼らは、人間の「自発的(主観的)な側面」=「理由の空間」は、物理主義の中に簡単に収まりきれないことを主張する。

 というわけで、彼らは総論としては一元論を主張するのだが、各論では二元論のような展開を端々に見せている。

 そこにアルチュセールの「重層的決定」や吉本隆明の「重層的非決定」との類似性を感じるのは・・・あらら、オレだけか・・・反省しよう。





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

反権力


 「権力志向が思考停止で、反権力こそが思考の活発化だ」というのは、オレにはよくわからない。

 オレは「反権力も同様に、強調しすぎれば思考停止だ」と考えているので、「権力志向」とか「反権力」とかはどうでもいい、と思っている。

 要するに思考停止をしていなければ、「権力志向」も「反権力」も、問題ない。

 ただ、どちらも多くの知識人が思考停止してしまうのが、もどかしい。





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感