道徳とか倫理とか
結局純粋理性を考えていくにあたり、究極で必要となってくるのは道徳とか倫理といった「習慣」からの形成という人間の特徴から説明しようという、もう一つの方法だ。
こうして純粋理性は実践理性と深い関係をもつことになる。
マクダウェルとカント [メモ]
メモ。
マクダウェル『心と世界』より。
(・・・)もともとのカントの思想は、経験的知識が受容性と自発性の協同から生じる、という考えだ。(・・・)私たちはカントが「直観」と呼ぶものを--経験からの取入れを--概念‐外的な所与のありのままの所有として理解すべきではなく、すでに概念的な内容をもっている、ある種の出来事ないし状態として理解すべきだ。経験において、ひとは、ものがかくかくしかじかだということを、取り入れる(例えば見る)のだ。