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アンティゴネー


 アンティゴネーの物語は、極論すれば彼女自身が「アーテー」と一体化することを示している。

 アンティゴネーが二つの死の間にいるとしても、それは個人の死の問題ではなく、家族の崩壊の悲哀、恐怖、そして狂気の問題であり、そして、彼女はそれを決して忘れまいとする。

 悲劇はつねにアーテーとともにある。





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