SSブログ

カントのコペルニクス的転回に対するあれこれ その2


 もう一つカントの「コペルニクス的転回」について言わなくてはならないのは、客観的な対象を否定しているのではないということだ。

 そうではなく、「認識論的な先天的な対象意識」と「客観的な後天的な対象意識」は混然と(含蓄的絡み合いとして)同居している。

 これは、カントを素直に読めばそうなるはずなんだが、どうもそうなっていないのは、教科書自体に問題があるのか、あるいは教え方に不具合があるのか、あるいは受験問題の書き方が不十分なのか・・・。

 とはいえ、しつこいようだが、オレ自身はあまり気にしていない。

 それは教育する側の問題ではなく、学習する個人が気づかなければならないことだからだ。





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感