ハイデガーの位置
個人的な、どうでもいい話。
ソフィストからヘーゲルまで(問答法~弁証法)の一連のロジックは、一応ドイツ観念論によって「完成(陥穽)」された、と考えるとすると、その完成=陥穽から抜け落ちたものをフッサールとハイデガーが救出(発見)しようと試みた・・・そのようなザックリとした西洋思想史の図式をオレは描いている。
精神分析はヘーゲルとハイデガーの両方から大きな影響を受けているといえば、もちろん受けているんだが、よりヘーゲルからの影響が強い。
他方、脱構築は、当然ハイデガーからの影響が強い。
そう考えることによって、脱構築と精神分析の位置づけの違いが、多少は見えやすくなる・・・もちろん一面的な見方だが。
つまり、オレの動機付けは、モスラ対ゴジラの対立図式を、より効果的に楽しむために、無理やりハイデガーを参照項としているというわけだ。