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名指すこと、名指されること


 ここしばらく名指すこと、名指されることに関する本(の群れ)を読んでいる。

 それはつまり名指さないこと、名指されないことに関する考察だ。

 それは例えばロルが名指すことに関与していると言ってよいが、クリプキのそれとはやや異なっているだろう。

 たぶん究極的にいえば、名指されないことは、固有性、個別性、唯一性、特異性とは無縁の世界だ。

 そこに普遍性を見出そうというのは、はたして有効だろうか。

 普遍性の次元が違う・・・ということくらいは理解できるが・・・。






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