SSブログ

事後性


 1932年の学位論文を読み続ける。

 読み進むのがなかなか面倒くさいのは学位論文だからということではなく、著者の問題、およびその内容によるものだろう。

 とはいえ、後々に登場する重要概念が若い芽の状態で記述されているのが、スゴイというべきか当たり前と考えるべきか。

 人の思考の枠というのはそう変わらないものだと実感する。

 思想の断絶というのはウソではないが、通時的に残っているものは当たり前にある・・・これこそ病的過程と心因論の対立と同様でオモシロイ。

 こういう感想を事後性と呼ぼう。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感