権威主義
誰もが権威主義を嫌うんだが、サラリーマンの生き方は、つい権威主義にすがるところもある。
なぜかというと、サラリーマンは組織の一員にすぎないから、何か悪いことが起こった時には、役員のような権威のある人のせいにしておけば、自分に責任が及ばないからだ。
ホリエモンが近鉄を買いにいったときに、ナベツネに挨拶しておかなかったために、ナベツネに反対されてダメになったという話がある。
そこに日本の悪いところがあるよね、という話なんだが、逆に言うとナベツネに挨拶さえしておけば良いのであれば、それはやるよね、ということで、単に仕組みを知らなかったホリエモンの運がなかったということだろう。
要するに、法的根拠はないにしろ、事実上プロ野球はナベツネによる許認可事業だったという話だ。