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ポジシオン


 先回書いたことに少し関連するが、なんと、デリダ『ポジシオン』の新・新装版が出ている。

 本屋で発見してビックリ、つい買いそうになってしまった。

 今持っているのは「増補新版」(1992)で、今度買うと3回目になってしまうので、やめた。

 何度か書いた気がするが、この本で一番面白いのは原注(33)だ。

 この原注を読んでから「フロイトとエクリチュールの舞台」を経て、『絵葉書』の「真理の配達人」(以前は「真実の配達人」として訳されていた)へと至るのが、一番効率的な「デリダ的精神分析」の理解となるはずなんだが、それはオレ個人の意見にすぎないし、そもそも「デリダ的精神分析」の需要がどれくらいあるのか、皆目見当がつかない。





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