UB40 [私的名盤]
UB40で好きなのは『プレゼント・アームズ』だ。
確かにデビュー作の『サイニング・オフ』は万人向けの名盤だが、2作目は完全に個人的な好みだ。
のちのラバーズ路線(あるいはリメイク路線)を交えた展開も嫌いではないが、いかにもルーツロック然としたブリティッシュ・レゲエは、当時の大好物だった。
音の録りかたがモダンというかクールなヨーロッパ的で、このバンドの特徴をよく表していると思う。
もはや音楽を批評の対象と考えず、たんなる趣味として「好きな音を聴く」というレベルに佇んでいるだけなので、どうでもいいんだが。
つまり、ファンクとかレゲエは、快楽主義の中にある・・・ただし、それは一筋縄ではいかないことを、オレたちはミレールの師で学んでいるので、快楽主義を「素材主義」と一刀両断しようと考える皆さんは注意されたし。
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