ポストモダン
ジジェクのいう「ポストモダン」は、以下の通り。
片や、モダンには「真っ当なロジック」があるが、そこには必ず傷があって、逆に言うとそれによって成立している……それがモダンの定義だと。
他方、ポストモダンは、真っ当なロジックを前面に出すことはなく、むしろ欠如や空虚の中で生きることこそが大事だと考えることだ。
だから、デリダ的な脱構築はモダンだと言えるし、ドゥルーズ=ガタリのリゾーム的世界も同様にモダンだ。
逃走したその後に行き着く不可能な世界でいかにして生きるのかが、ポストモダンというわけだ。
この哲学史的な発想が正しいとは到底思えないが、これはこれでオモシロいので問題なし。
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