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sebadoh [私的名盤]


 sebadohの4枚目と5枚目はリアルタイムで聴いていて、社会人生活を始めた頃のマイ・フェイバリット・アルバムなんだが、それを公表するには躊躇するような楽曲だ。

 いや、レーベルはサブポップだし、そのときの時代はグランジだし、そして元ダイナソーJrが売りだったりするので別に恥ずかしいと思うことはないし、よく聴くと実にカッコいいんだが・・・いやいやいやいや、やはり、ストレートに推薦するにはちょっと気後れしてしまう。

 なぜそう思うのかというと、この無邪気で無機質で無統一で不協和音満載なサウンドが、オレの感性と一致してしまっている、ということだろう。

 メタルの後にジャズ、プログレの後にパブロック、ギターノイズの次にクラシックを聴いてしまうという、客観的に考えれば狂気の沙汰としか思えないリスニングを続けている、という自覚があまりなかったので、ふと我に返ると恥ずかしい・・・つまり、まだオレは人間(でいたいと思っているの)だった。

 sebadohをダラダラと聴いていると、Jがいてルーがいてマーフがいて、だからダイナソーJrが成立しているということがよくわかる。

 ああまたそうやってごまかそうとしている・・・そんなことはどうでもいいんだ・・・オレは、不協和音のなかで生きている・・・なぜかは知らないが。

 などというオレの心の葛藤は別にして、sebadohの4枚目と5枚目は名盤なので、よろしく。






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