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否定的無限 [メモ]


 メモ。

 デモクラシーの無限の改善可能性は本質的に否定的無限だ。この否定的無限を肯定的無限の持つ不変の理想に向かって方向づけることはできない。不変の理想があるとしたら、改善可能性は無限ではなくなる。なぜなら、理想それ自体が完成されることはありえないからだ。それとは対照的に、デモクラシーが無限に改善されうることは、理想それ自体が時間的で可変的なものだということを含意している。本書を通じて私が論じてきた通り、同じ条件が生を、生一般への欲望を構成している。(いかなる形式であれ)生を望むことは時間的なものを望むことだ。というのも、生は自らが生きつづけるために、変質=他化に開かれたままでなければならないからだ。

(無神論P382)




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