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解離性同一性障害と鍋の論理


 前回からの続き。

 さて、いったんエディプスを薄っぺらに体験したうえでオトナモドキになったと仮定しよう。年齢的にオトナになって日常生活でいろんなことが起きる。そして、鍋の論理が無意識的に、つまり心の奥底に発生したとする。

 表面的には人格は「統一」されているし、論理的思考も整っているとすれば、あとは無意識的な矛盾をどう処理するか、という問題が残る。

 教科書的な解決方法は、統一した人格を前提として、正しい現実把握と正しい推論によって正解を見出し、矛盾を解消する・・・というわけだ。つまり矛盾そのものがおかしい、ということだ。素晴らしい。

 倒錯的な解決方法は、薄っぺらなオトナモドキだからできるモノだ。複数の人格を同居させ、矛盾するそれぞれの論理的立場に合わせて、分離し、自分の中で喧々諤々議論する。むしろこの方が本格的かもしれない。マイノリティリポートを排除するのではなく、自分の中に記録としてとどめておくのだから。情報を記憶するハードの許容量が多い人はこういう手もあるだろう。

 ええと、だからなんだというつもりはない。





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