政治的立場

　オレには政治的立場などない。日和見主義だ。一瞬、M・シュティルナーの影響下にあったこともあったが、彼の思想は政治的立場そのものを否定している意味もあり、だからなんだという程度でしかない。

　オモシロい思想ということではラカンなんだが、彼は組織体制としては解体主義だから、政治的立場とは関わりがない。

　それでも無理矢理分類すれば自由主義か。ただし、ソーシャルリベラリズム方面ではなくリバタリアニズムが近いのかも。

　社会福祉的な方向性では、あくまでも個人間による介在が前提と考えているが、いずれにせよ受入施設自体は必要なので、そういう意味ではソーシャル方面かと。

　しかしながらそもそも日本という文化自体(甘えの構造、胎内願望)がソーシャルリベラリズムっぽいので、これは政治というより文化なのでしょう。

　いつまで経っても敗戦処理というモラトリアムの中にあり、ポスト敗戦処理など存在しないかのような不思議な論調がいまだに幅を利かす不思議な国。まーこれは周辺国がそうさせているという説もあり、よくわかりませんが。

　というわけでオレは政治を語る術を持っていません。反戦反核にも集団的自衛権にも関与しません。今現在、政治的主張はどこかの誰かに利用されるだけで、実践として有効な展開とはならないような気がしている。牙は磨くけど、今それを剥き出しにする機会は少ないということで。