蹴球学 [サッカー]
Leo the football『蹴球学』(KADOKAWA)を読み始める。
「ネットの人が書いたサッカーの戦術書」という感覚で読み始めたが、これはレベルが高い。
「レベルが高い」と言うのは、自らの言葉で「言語化」できているからだ、しかもかなり細かいところまで。
海外の優秀な戦術家の率いるチームのサッカーを分析し、そして自らの監督経験を踏まえて、理論として落とし込んでいる。
もちろん、今後の戦術の流行によって当たり外れが出て来るだろうが、そこは流行の変更に合わせて修正していけばいい。
この本を読んで、なぜチャビがカンセロを取りたがっていたのか、をよく理解できた。
相手に合わせた戦術を考案することで打開するのではなく、あくまでも選手の質で局面を打開する・・・というのが、チャビの頭の中のバルサ的戦術解釈(とくに彼の選手時代を踏まえての戦術解釈)だろう。
それが成功するかどうかは神のみぞ知る・・・。
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