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それ以上のもの その2 [メモ]


 メモ。

 人がなにかを愛するとき、愛しているのはそのなかのそれ以上のもの、それ自身に対する非同一性だ。しかし以前は不十分にしかいえなかった、新たな点を強調しておこう。愛しているのは対象のなかのなにかそれ以上のものだというとき、これは人が愛するのが、対象がそれまでの存在を捨ててなにかそれ自身と違ったものになるような、ある現実的な一点だということだけではない。人が対象のなかに愛しているのは自分自身だということでもある。
(コプチェク2)




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