SSブログ

ハーバーマスについて書くことの享楽 その2 [メモ]


 メモ。

 一方でハーバーマス主義者たちは公に認めてはならない触れるべからざる秘密として自然主義を扱う(「もちろん人間は自然から発達してきたものだ」、「もちろんダーウィンは正しかった」云々)。ところが実際にはこの隠れた秘密は嘘で、彼らの思考の非常に観念論的な形式(自然的な存在者からは演繹されないような、コミュニケーションのアプリオリで超越論的なもの)を覆い隠している。真理はこの形式のうちで隠されていると同時に露わにされてもいる。ハーバーマス主義者たちは自分たちが本当は唯物論的だと密かに考えている一方で、真理は彼らの思考の観念論的な形式のうちにあるからだ。挑発的な言い方をすれば、ハーバーマス主義者らは共和主義的な形式をとりながらも、王党派であろうとしている。
(神話・狂気・哄笑 緒論)





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント