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精神分析は科学ではない


 精神分析は科学ではない。

 とはいえ、臨床経験を理論として落とし込み、別の臨床で検証していくという姿勢は、科学的と言ってもいいかもしれない。

 個人的には、この辺りの、曖昧さ、主観的選択の幅広さ、稀にあることだが「とんでも理論」の横行、などが科学と断言しにくいと感じている。

 精神分析の領域は、エヴィデンス至上主義ではあまり得るものがないという事実も、そう感じる要因だろう。

 たぶん、精神医療現場のヒエラルキー関係以外で、精神分析が科学でなくても誰も困らないんだが、エヴィデンス至上主義が世間一般に広まっていて主流になっているとしたら、それは「AIのデータ収集を徹底することがオレたちの未来だ」と信じているから、かもしれない。

 ・・・少数派でもいい、気にすることは何もない。




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