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ジャン・ジュネ


 ジャン・ジュネの戯曲を読めば、秩序がないということが制御と深く結びついていることがよく分かる。

 遺伝的な要請からとはいえ、主体には理由もわからず超自我が要請されるのに対し、超自我が(裏で享楽とともに)要請するのは無秩序だから混乱が生じる。

 しかしその無意識的な混乱は、一方で「否認」という形により、将来の欲望充足を担保するという、社会的な制御を機能させる。

 ということをジュネはよく理解して戯曲を書いている。





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