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アルキビアデス


 とにかく、アルキビアデスをしっかりと吟味することが大事だ。

 ソクラテスはある意味、欲望としての道をはずれているわけで(倫理には適合している)、我われの欲望の実践において頼りになるのはアルキビアデスとアガトンだけだ。

 私的な重要度で言うと、「アルキビアデス>アガトン>ソクラテス」となる。

 アガトンとともに生きる、という意味もそこにある。


 念のため、一応書いておくと、セミネールの主張はソクラテスが、ある場所から別の場所へと移動するということの重要性にあり、だからこそ、ソクラテスが中心に置かれている。

 しかしながら、ソクラテスの動きは、理論の理解のために重要なだけで、実践ではあまり必要がないし、それを主張するには、その場所の構造を分離して解析するという、事前準備が必要となるし、それに加えて、アルキビアデスもアガトンも、実は同じような移動をしていた(あるいは、しようとていた)・・・・。





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