ボロメオの環を三次元的に観察すると、一部はスッキリする。
横から、三界が高さの違いをもって浮いているところを確認することが、精神分析を思考するのに有効だ。
しかし、三界が鎖としていかに繋がるのかを考えれば、逆に混乱に陥る。
なので、なかなか思考しにくい。
いずれにせよ、ボロメオを地図を見るように、上から見ただけでは何もわからない。
そういうわけで、オレはボロメオを思考に有効な道具として使えない。
ある症例を説明するための、あるひとつの理論によって説明するための道具としては優秀だが、それはけっして普遍的なものではない、というのがその要因だと思う。
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