女性はなにも欠いていない [メモ]
メモ。
欲望の対象の機能の鍵をなしているものの参照において、一目瞭然なのは、女性はなにも欠いていないということです。「ペニス羨望」が最終的な項だと考えるとしたらそれはまったくのまちがいです。
(S10 1963年3月13日)
これは、ある一面から見ると、去勢や剥奪の機能が弱体化した時代を反映しているわけだが、フリュストラシオンがボロ布になったことを示してはいない・・・なによりも療法のひとつの指針となっている。
のちに「(定冠詞のついた)女はいません」(S20、1973年2月20日)などと宣うような人物の、「女性」に関する理論的変遷を記すのはアレだが。
・・・ちなみに「定冠詞のついた女」を語ったのはシュレーバーだ。
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