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日本の哲学


 日本の哲学を語るときには、実は政治性が強くからんでいる。

 これはもともと水害に弱い地域に住む民族としての宿命なんだが、「観念的な神」を考えるよりも、膨大な実作業を権限とともに「(政治的な意味で)有能な少数者、組織」へと与えてしまう。

 オレがなかなか政治方面に踏み込まないのは、メンドクサイから、そこら辺を避けて通ってしまいたい、という、ある種の逃走論によるものだ。

 オレの知る限り、多くの日本の哲学者は、西洋哲学を導入した後、自らを振り返ったときに、見え隠れする日本の政治性を捉えようとすると、結果として「反権力」への志向として表現してしまうことが多い。

 これもまた、西洋の表面的な真似事になってしまっているなあ、と思う。

 反権力的な姿勢が哲学的だという愚かな認識・・・。

 西洋の反権力は、その思考パターンの源流はカトリック(観念的な神学的思考)に対する反発にある。

 なので、哲学的だ。

 ところが日本の反権力は、単なる現政権に対する批判にすぎない。

 だから、非哲学的だ。


 ・・・いやこれはオレの独り言だから気にしなくてよいです。





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