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終わりなき・・・ [メモ]


 メモ。

 試みに、一つの、ただ一つの脱構築があるという、「脱構築」の唯一の命題があるという不条理な仮定に立つとすれば、その命題は分割可能性の命題、分割可能性としての差延の命題を定立することになろう。このことが、逆説的にも、ある分析主義的競り上げにおいて、あるとても注意深い思考に、分析をつねに拒絶するもの(根源的複雑化、単純ならざるもの、抹消された起源、痕跡あるいは痕跡としての贈与の肯定など)を考慮に入れるよう命じる。この逆説は単なる外観にすぎない。というのも、分析に終わりがないのは、分割可能な元素や単純な起源などというものはないからだ。

(抵抗 P64)





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