ブレードランナー2049 その2
・・・前作の凄さは、デッカードでさえレプリカントではないのか、と思わせるような曖昧な展開で、それによってしびれさせてくれた。
テーマの「本物と偽物の差は何か」という問いには、今回は次元が違うだけで、本質的には前回と同じことを語っている。
というか、進化している。
結果として、本物のために偽物は死ぬ・・・しかしながらその犠牲心は、まさしく本物のこころではないのか。
しかも、本物と偽物の間というべき存在の・・・。
・・・いや、ここは存在の示唆だけでよかったような・・・でもそれでは誰も気づかないか。
・・・言い換えると、「本物と偽物の差を問うこと」自体の意味が問われているんだが、この話を少しだけ掘っていくだけで、それを政治的に利用して自己撞着的パフォーマンスを始めてしまう、脳神経近辺に問題のある人たちが出てきそうなのでどうでもいいです。
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