空集合の話
前回紹介したように、フォン・ノイマン方式によると、1とは、ある空集合を唯一の要素とするような集合のことだ。
空集合を唯一の要素とするような集合・・・というこの無意味さが素晴らしい。つまり、空虚だとか亀裂といった間隙そのものよりも、無意味さによってその空虚や亀裂を示しているとすれば、どうだろう。いかにも文系的な投げやりな発想だが、象徴界の論理構造の楽しい側面が露わになっていると思う。
このフォン・ノイマン方式の話を出発点とした、オモシロそうな話をいくつか思い付くが、いずれも我田引水的な話にしかならない。その自分勝手な考え方がまたオモシロかったりするけど、そのオモシロさを共有してくれる人が少なそうなので、やめておく。
つまりオレには文才がないということになる。残念ながら。
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