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現代ラカン派の理論的展開


 というわけで、『ニュクス』(堀之内出版)という雑誌が1月末に創刊されていた。マリー=エレーヌ・ブルースの「ラカンのディスクール理論からみた普通精神病」を興味深く読む。

 だいたい帯に「ピケティによるピケティ入門」などと書かれていたので、手にとって読む気にならなかった・・・。そういう出版社だから仕方ないが。

 普通精神病というのは、エディプスが「排除」されているにもかかわらず、妄想を伴わず社会的帰属感が乏しいことを特徴とする症例(もちろん診断名ではなく臨床的作業仮説)だ。

 つまり、過去のラカン派では説明できないような症例だ。言い換えると、ラカン派に新しい玩具がやってきた。これはとことんまで遊ぶしかあるまい。


ニュクス

ニュクス

  • 作者: 佐々木雄大
  • 出版社/メーカー: 堀之内出版
  • 発売日: 2015/01/30
  • メディア: 単行本










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