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楽しい詰将棋


 桑原辰雄氏の『妙義図式』は、まだまだ第36番だ。難解さに悩み、自分の無能力を憂い嘆き、作者の力量に感嘆しながら、じっくりと解いている。手筋や収束の感覚は詰将棋の主流とは違うが、読む力を鍛えるにはちょうど良いと思う。ただ、これは作図者と解図者の相性に過ぎず、だからオレの感想は普遍的なモノではないだろう。

 第35番は傑作の部類だと思うが、個人的には次の第36番を楽しんだ。この問題も収束がどうしたとか手筋がどうしたというモノではなく、ただじっくりと読みを楽しむための詰将棋だと思う。

 なんといっても初型の良さがすべてだ。せっかくだから図面を載せておきたい。初出は「将棋世界」昭和26年6月号。問題図に詰手数表示はないが、今回は示しておきます。17手詰。

【妙義図式 第36番 桑原辰雄 作】
妙義図式 第36番 仮.jpg

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