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8五飛戦法


 将棋の相居飛車の形で、「横歩取り」と呼ばれる戦型がある。実は江戸時代から研究されいてる形だが、その形の中で、今でもプロの間で流行しているのが「8五飛戦法」というモノだ。

 実はオレはまったくこの形を知らない。横歩取り自体は昔研究したことがあって、後手2三歩型とか後手4五角型とか相横歩取りとかは未だに愛着がある(いずれも先手が良いという結論だ)。しかし8五飛戦法は、最初からプロのマニアックな研究が進んでいて、なかなか追いつけないし理解できないし、指しこなせそうにないので放っておいた。

 しかし、事情が変わってきた。後手番でどう指すかという、オレの中でのテーマがあって、一時期「ゴキゲン中飛車」などの振り飛車計に走ろうとしていたが、なかなか棋風に合わず。結局「一手損角換わり」や「角換わり四間飛車」、「ダイレクト向かい飛車」など角換わり系を考えることになったんだが、そうすると選択肢として狭すぎるので、横歩取り系の将棋も視野に入れたくなった。

 実際この形を指さないにしても、相掛かり系の戦型になったとき、知っていると知っていないとでは大違いになりそうなくらい深く研究されているようだ。

 そもそも8五飛戦法に対して先手が9六角と打つ手があって、それでさえも後手有利とは言い難いと感じている(プロでは後手やや有利というわけで指されない)ので、なかなか指しにくいという先入観もあるが、それを克服したい。

 8五飛戦法の良いところは、玉の守りが固くて派手に攻めやすい、というところだろう。理屈を言うならば、一歩損する代わりに手得をしているので、それを生かした戦法だ。



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