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久しぶりに『思想』


 岩波書店『思想』2010年第6号「来るべき精神分析のために」をシコシコと読み始める。

 『思想』を読むのはずいぶん久しぶりだ。内容については断片的に紹介するかもしれない。ラカン派(元ラカン派含む)の中でも比較的若い層を中心として、精神分析の現状と将来について、その危機と展望が述べられている。とくに十川幸司、原和之、立木康介の三人による座談会は興味深い。通常では入手困難な精神分析の最新情報が、垣間見られる。

 ちなみに、ここでもラカン派は派閥形成の弱さが見えていて、さすがラカンをよく知っている、と感じた。


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