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全体論の問題


 全体論というのはその本性上循環的性格をもっている。

 その性格を遠ざけようとすると単なる規約主義に似てくるし、近づくと単なる循環論になるので、全体論に論理的な有意味性を持たせるのはバランスが難しい。

 正当化の理論と全体論の対。

 規約主義と全体論主義の対。

 これらをうまく表現するには三角測量(「自己認識」「他者認識」「世界認識」という三つ巴の同時発現)しかない……というのが、晩期デイヴィドソンのロジックとなるのだが、これはまた別の機会に触れることにしよう。






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