カントは無矛盾律を前提にしている。
「神は完全だ。もし神が存在しないならば矛盾する。だから神は存在する。」というロジック自体はカント的発想でも通用している。
そこでカントは次のように考える。
しかし、存在というのは述語的属性ではない。存在というのは、主語の中に最初から与えられているものだから、述語的に述べるのは同語反復となる。したがって、この存在論的証明の形式では、神の存在は証明されない。
2016-05-19 20:00
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