極私的名盤 [私的名盤]
いやなんつーか、好きです。
この頼りないボーカルが素晴らしい。・・・・というのは半分冗談だけど、トータルバランスが秀逸。オレが考えるロックの理想形です。これくらいのセンスをもつミュージシャンは珍しいと思う。でも売れたのはこのアルバムと次の『スリー・ハーツ』くらいで、マックが売れたのは彼が脱退後だし、パリスも渋谷陽一だけが大絶賛だったし、本人的にも後から「勘違い」と振り返っているし、このアルバムにしても今やもう古いとしか思われないのだろうな。ストリングスが最強級。ソリッドなギターと調和した、厚みではなく軽い音質で勝負のストリングスって、なんなんだ。いやはやもったいない、もったいない。
ボブ・ウェルチ『フレンチ・キス』(1977)
コメント 0