日記を書かないことについて

　ええと。オレは日記を書いているわけではない。何もしていない。呟いているのでもない。これはなんなんだと言われると説明に困る。

　でもまー読んでいる方はオレがまるで日記を書いているように錯覚しているようだから、それでいいとしよう。

エレカシ25周年ライブＤＶＤ

　そういえばエレファントカシマシ方面からアマゾン経由でモノが届いたようだが、例によって開封していないし、開封する予定もない。エレカシ作品で開封しないまま保管しているモノがたくさんある。だったら買わなければよいのでは、と思うが、まーこの程度の金額で、エレカシの売り上げに貢献できるなら問題ない。

　そういえばwowowで録画したのも観ていない。行ったから無理して観なくてもいい、ということかな。自分でもよくわからぬ。

　superfly ならすぐ開封して観るというのに。オレってわかりやすい人間かも。

　とにかく、買っておきながら観ないという、つまり「買ったことで満足してしまう」「録画しただけで満足してしまう」というのは、相互受動性の効果だ。

エレファントカシマシ デビュー25周年記念 SPECIAL LIVE さいたまスーパーアリーナ (初回限定盤)(スペシャルパッケージ&豪華写真集ブックレット72P付) [DVD]

• 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(D)
• メディア: DVD

日記のネタ

　相互受動性などといいながら、ボーっと日記のネタを考えている自分がいる。いかんいかん。これでは相互受動性ではないではないか。

日記を書くこと

　しつこいようだが、この日記は相互受動性によって成立している。

　オレは日記を書いているわけではない。何もしていない。代わりに誰かが書いている、つまり自動筆記のようなものだ。

　また、他人の日記を読んでいない。オレの代わりに誰かが読んでいればそれでいい。

　「誰か」というのは「大文字の他者」ということになるが、そういう専門用語はどうでもいいだろう。

　必要なのは結果としてこの日記が延々と続いていくことだから。

積読プラス読みかけ放置

　積読(つんどく)に加えて、読みかけで放置している本は全部で10冊くらいあるだろうか。

　梱包を空けていないＣＤやＤＶＤもまだまだある。

　しつこいようだが、これぞまさしく相互受動性の世界だ。

　意外にも相互受動性は、魂を豊かにする。・・・勘違いというのは生きるために必要だ。

アクセス数

　ときどきアクセス数がドンと増えているときがある。・・・基本的には、こんなつまらないブログなんぞ、誰も読んでいないだろうな・・・と思っているんだが。もともとのアクセス数は少ないし。

　間違って来て読んでくれる人もいるだろうから、そういう人には申し訳ない気持ちになる。しかし、だからといって、どうしようもない。

　オレはアクセス数よりも、相互受動性の実践の方に興味がある。つまり、「誰かがオレの代わりに書いてくれる」「誰かがオレの代わりに読んでくれる」というのが相互受動性的なブログのあり方だ。

　相互受動性のキモは「オレは何もしない。誰かが代わりにやってくれればそれでオレは満足する」ということだ。自分のブログを書くことも他人のブログを読むことも、そんなに頑張ってやるようなことじゃない。だから書くときは自動筆記的に書くし、他人のブログを読むときは半分くらい読むふりをしている。

　それでいいのか、という気もするが、オレにとってインターネットはそんなものです。

積読(つんどく)

　また積読の本が増えた。相互受動性の理論でも説明できるけど・・・。チャート式読書術、つまみ食い読書術用の本が数冊と、最初から読み始めて放置中が数冊。

　いずれも、オレの中では感想文ができているところが恐ろしい。読書する前に感想が書けるって、どうなっているのだ。買った時点が、なぜか一番頭に入っていて、読めば読むほど内容が抜け落ちていく、ということなのかも。この現象をどう名づけるべきか。

　しばらく、精神分析や思想系から遠ざかっているなあ、と遠い目になっているが、どうせそのうち復活するだろう。なので、オレの読書はいまだに「乱読」ということになる。

休日の過ごし方

　休日に何をしているかというと、妻と散歩兼買い物。あと読書と音楽鑑賞、たまに映像鑑賞。録りためていたテレビ番組をみる。・・・しかし見ないで消すことが多い。これは「相互受動性」というヤツで録画したことで満足する、というパターンだ。

　そういえば買ったのに封も開けていないDVDがあった。これもまた相互受動性だ。昔から言われている「積読(つんどく)」も相互受動性だ。

　休日の過ごし方を振り返ると、「相互受動性」が大きく口をあけて待ち受けているような気がする。

エレカシオフィシャルブートレグ

　エレカシの６枚組オフィシャルライブブートレグBOXが、限定で売られるというので即注文、先日到着した。ファンとしては買うしかあるまい。アマゾンで高騰している「日本　夏」「野音　秋」もついでにオフィシャルで買ってしまった。そして、いずれも聴かずに放置している。

　これは今聴かなくてもよい、と判断している。どうせ何らかの形で活動が再開したら、聴くことになるだろうし。

　すぐ聴くために買ったのではない、というこの奇妙な心理現象・・・これもまた、「相互受動性」の一種だ。

日記を書く

　日記を書くということはどういうことか。例によって相互受動性から語ってもいいんだが今日はやめておく。要するに思考の変遷、しかもランダムウォークの変遷だ。

　日記に論理性や一貫性を求めてはいけない。哲学書や物理学の実験結果を書いているのではないからだ。人はいい加減でアバウトな生物なので、その日常的な著述はいい加減でアバウトでなければならない。実に日常生活からしてヴァルカン星人のように論理的であったとしても、だ。

　日記を書くということは、つまりそのような制約がある、ということが暗に示されている。なかなか奥が深いでしょ。

ライブの醍醐味

　ライブは「今」「ここ」を体験する場だ。

　それはＤＶＤなどの保存媒体とは違う。ＤＶＤの場合は、何度も観て体中に染みこませる、という効果を期待するか、あるいは「ＤＶＤを持っている」ということで満足して封を開けることもない、という相互受動性となってしまうか、などが考えられる。

　ライブは楽しさはその一回性だ。その時その場所でしか体験できないことを堪能する。それ以外にライブの意味はない。

ここで書くことの方針

　方針などない。適当に書く。書きたいことを書く。前に書いたことを繰り返し書いてもよい。人は書く方も読む方も忘れるからだ。息をするように簡単に書く。

　そして、相互受動性として書く。

　つまり書いたことをすぐ忘れる、ということだ。

ここに書くことの意義

　いつもなんのために書くのか、疑問に思っているので、「相互受動性」だと自分に言い聞かせている。

　生きるための矜持というか、そういうことがオレの中で重要なテーマになった場合は、ここで書くことはあまりない。

　そして、何かを書くことは、オレの中の何かを捨てるに等しい。それは間違いないけど、自分の中の捨てられないモノについては、しばらく寝かせておくしかない。

日記の書き方

　この日記を書く方法は、相互受動性の精神による。つまり、他人の日記を読まない、あるいは自分の日記を読まれないことでエネルギーを集積していく、ということを目的に、「空間を埋めている」ことだ。具体的には自動筆記みたいな文章が多くなるが、逆に言うと自分でも新鮮な言葉が出てくるときもある。しかし、考えていないので繰り返し同じような言葉が出てくるときもある。

　それでいいのか、という気もするが、私的な公開日記だから何でもあり、という風に考えている。

メディアとはなにか

　メディアとは、オレたちが経験できないようなことを代わりに経験して、オレたちに教えてくれる、という役割を持っている。つまり、メディア自体もまた「相互受動性」の応用形だ。ただ、それが相互受動性だというからには、「オレはその記事を読まない」という前提が必要になる。・・・わかるかな。