メッシのインタビュー [サッカー]
「GOAL」のメッシ・インタビューを動画で観た。
相当こじれている。
たぶん契約のことを知っていながら、会長は「シーズン終了後に自分が残るかどうかを決められる」と言っていたと思われるので、メッシ側はもっと想定外の状況における契約の適用について確認しておけばよかったことになる。
としても、コロナの影響で日程が伸び伸びとなり、選手は6月10日の時点で必死に首位争いをしていたわけで(例えば6/13は第28節マジョルカ戦)、それを考慮に入れない会長側の反応では、契約の解釈として正しいにしても、選手側の信頼を得られない。
会長の過去からの一連の動きを振り返れば、むしろ選手からの反発を得ようとしているようにすら感じる。
要するに会長は、クラブに莫大な利益をもたらしてきたカピタンが悩んでいるときに、腹を割って話そうとしなかった。
それが一番の問題だ。
オランダ化の続き [サッカー]
フロントは年俸差だけを考えてのトレードを画策しているのではないかという噂があり、方針がどうなっているのかよくわからない。
ここで考えるならば、単純に言えば、「ビダルの忠告の言葉」に反することをするのが一番無難だ。
それをできるようにするのが「レジェンド」のクーマンの役目であり、フロントの役割だと思う。
混乱の時こそ基本に返る。
今いる高価な選手たちを充分に活用しながら、ラ・マシアの選手たちの成長を待つ、あるいは買い戻すというのが本来のバルサ・フロントのあるべき戦略だろう。
フロントと選手側の対立がここまで表面化するのは実に不健全で、まずはその修復が復活の第一歩か。
ということは、やはり会長選が終わらないと改革は始まらず、クーマンはしばらくクラブ内の混乱の中で結果を出し続けなければならないという、ひたすらやりにくく、嫌われる仕事を続けることになる。