SSブログ

言語はなぜ その2


 個人的に大陸哲学と分析哲学の間には認識論的断絶があると思っていたんだが、その断絶には、実は奇妙で微妙な類似点があった。

 それは主体と対象の間に何があるか、だ。

 17世紀には「概念」がそこにあった。

 20世紀からは、そこに「言語」が置かれた。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

言語はなぜ その1


 イアン・ハッキング『言語はなぜ哲学の問題となるのか』(勁草書房)読了。

 ずいぶん時間を掛けて読んだが、読み終えて分かった。

 これは名著だ。

 デカルト的主体が抱えていた問題と、20世紀の神なき主体が抱えていた問題は似ているようで微妙に違っている。

 その微妙なところがよくわかった。

言語はなぜ哲学の問題になるのか

言語はなぜ哲学の問題になるのか

  • 作者: イアン・ハッキング
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 1989/05/01
  • メディア: 単行本








nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感