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肯定的な荒唐無稽 その2


 てゆーか前作『伽藍堂の殺人』から、登場人物の関係が微妙に変化(これを人物造形のブレと感じる人もいるだろうが、オレはそう感じない)していて、今作ではなんと探偵役とワトソン役と犯人役と被害者役が変遷し始めている。

 それをオモシロいと感じるか否かに、読者としての感度が問われているのかもしれない。




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肯定的な荒唐無稽 その1


 周木律『教会堂の殺人』(講談社文庫)読了。

 「館」での「密室」殺人を「名探偵」が「論理的」に解き明かす「本格」推理小説・・・というシリーズというつもりで読み始めた。

 これでシリーズ5冊目。

 荒唐無稽で悪意溢れる「館」=「堂」と、数学のペダントリー、奇妙な性格の天才たちが集まって、さて・・・という話が続くのかと思っていたら、ここで少し変わってきた。


教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社文庫)

教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社文庫)

  • 作者: 周木 律
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/09/14
  • メディア: 文庫






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