ヘーゲル復権 その3
ヘーゲルの恐ろしさはデフレ化されようと断片化されようとヘーゲルはヘーゲルだ、という強さを失わないことだ。
なので、ネオプラグマティズム側はさらにもっと狂気を抑え込む努力が必要だと思う。
ただ、それはますます本来のヘーゲルから遠ざかる。
しかし、それは決して悪いことではない。
思想は亡霊となってからはじめて本当の効力を発揮するから。
ヘーゲル復権 その2
とはいえ、『思想』の目玉はガブリエルだと思うんだが、オレの場合はマクダウェルのほうが興味深い。
ジジェクとガブリエルからは「デフレ化されたヘーゲル」と呼ばれているピッツバーグ学派なんだが、これはこれで興味深い。
なぜならば分析哲学の延長線上にヘーゲルを置くことを可能にしているからだ。