ことばと意味
J・M・エディ 『ことばと意味―言語の現象学』 (1980年) (岩波現代選書) を断片的に読み始める。
なんと滝浦静雄先生の翻訳だぜ。
フッサールとメルロポンティの思想の中から言語哲学的な要素を強調して書いてみました的な本だ。
なかなかオモシロい。
当時としては斬新さがあるが、現代の視点からは限界が垣間見える。
とはいえ現象学の発想は有効だと思う。
落ちたもんだぜロックスター
昔、アナーキーというバンドがあった。
メジャーデビューは1980年だったか。
「落ちたもんだぜロックスター、今じゃロックも歌謡曲、
愛だ恋だとさえずって、今でもジジイの猿真似か」
いや素晴らしい歌詞だと思う。
で、だからこそ歌謡曲も悪くない、と思った。
表現の訴求力を考えるに、表現する側の態度だけではなく、受け取る側の感性も問われている。
なので、ジャンルで縛るのはもったいない。
今まで到達しない地点を目指すのなら、過去にやっていないことを試すのも大切だ。