科学的実在論 その5
メイヤスーにしても「相関主義」という巨大な壁を乗り越えるのに、やや無理をしている。
そこで見られる実在論的展開は、主観とか言語を通さないので、それ自体では理解不能だ。
科学的手続きなどの「経験」を無視して実在を語ることの意味は何か・・・という(現実的な)問題があるような気がするけど、あまり気にしないでおこう。
科学的実在論 その4
そこへマルクス・ガブリエルが、科学的実在論などひとつの意味領域による効果にすぎない、という主旨で一石を投じた。
彼の目的が観念論・・・及び実在論・・・の復権にあったから、あえて科学的実在論をターゲットにした可能性は高い。