ポピュリズム その1
今のアメリカの大統領はポピュリズムの代表格として扱われることが多い。
しかし、多少ツイッターをたしなむ程度で、騒ぎ過ぎのような気がする。
つまりは、ツイッターの内容をマスメディアで紹介するという二重構造による政府広報戦略だ。
で、ツイッターなのでいざとなったら非公式扱いにできる。
・・・つまりは観測気球として使用できるのが強みだろう。
デリダ的精神分析
デリダ的精神分析など存在しない。
・・・と言い切るつもりはないが。
デリダは精神分析の構造を、哲学の世界・・・主に現象学の世界へと当てはめて考えてみた。
そして、あらゆる種類の確固たる『世界』・・・もちろんそれは人間の誤解なんだが・・・こそが脱構築されるべきだ、と主張した。
主張するのみならず、あの調子でネチネチと解析をつづけた。
その結果、書物が大量発生する。
前にも書いたが精神分析に世界はない。
あるのは二項関係と、世界との懸け橋になるはずの「言葉」だけだ。
別の観点からいえば、世界はシニフィアンとその欠如によって構成されている。
恐るべきことに「欠如」の意味は複数ある。