第7節クラシコ [サッカー]
第7節はカンプノウでのクラシコ。
バルサは4231というより442のような布陣で、敵の最終ラインまでプレッシングするのでもなく、ラインを上げるわけでもなく、パスがつながるわけでもなく、ポゼッションが高いわけでもなく・・・という、策のないクーマンの悪いところばかりが目立ってしまった。
一方のレアルマドリは今季一番のモチベーションをもってカンプノウに乗り込んできたことは一目瞭然で、ラモスのリーダーシップが際立ち、もともと個人技で何とかするチームなので、選手のやる気さえあれば本来の強さを見せる、というところが如実に表れ、つまりジダンにも戦術的な策があるわけではなく、あるのは気持ちのコントロールだけだろう。
バルサの救いは右サイドのデストがヴィニシウスをほぼ完封できたこと、ファティの勢いはまだまだ続きそうなこと、くらいか。
バルサという難しいチームで、しかもチームの雰囲気がいいわけがないという状況で、若い選手が多く阿吽のコンビネーションが完成していないチームが、モチベーションの高いレアルマドリに勝つのはなかなか難しい。
試合開始時、グリーズマンを外してペドリというのは明らかに守備重視メッセージで、まずは固く行きたかったクーマンなんだろうが、それでは強いチームには勝てないことが証明されてしまった。
ただそれでも希望はあるし、監督に策がない割にはいろいろ試しているのは好感が持てる。
パスワークの質をもう一段上げないと「本来のバルサ」とは言い難いので、クーマン体制の理想のイメージ(敢えてここでは触れるまい)に近づけるべく、練習内容の工夫やスタメン選択をしていくしかないだろう。
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