繰り返される諸行は無常 [メモ]
メモ。
つまり、すでに以前一度私のうちで生まれた考えはもう筆記されてしまっているわけだが、そういった考えが反復される際--もちろん多くの考えにおいて反復はまったく不可避だ。たとえば、朝起きたときの「さて顔を洗おう」とか、ピアノ演奏の際の「ここは美しい箇所だ」等の考え--そういった考えの芽ばえるのが知覚されるや、接近してくる光線に「我々はそれをもう知っている」 (話された通り書けば「わしらそんなこたあとうにわかっとる」)という決まり文句が筆記され、接近してくる光線に忠告として与えられた。
(シュレーバー回想録)
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