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さまざまな国の物語


 仮にCという国があったとする。

 この国は昔から大国で、いろんな民族を内包しているが、今もなんだかんだで大国として政治経済文化の中心の一つとなっている。

 この国は歴史的に属国を作るのがうまい。

 もう一方の大国にUという国があったとする。

 この国の歴史は他に比べて短い。

 そのUと同盟関係にあっても、どうしてもCの影響から抜けられない、というような属国Kがあったとする。

 この属国Kは、Jという元経済大国(今ではCのほうが規模が大きい)を仮想敵とすることで国内が一枚岩となる特殊な国と考えられている。

 ちなみにこのJは、第二次世界大戦の敗戦国で、終戦後しばらくUの支配下にあったが、Jにとって幸運なことに、植民地化されることはなかった。

 そういう意味ではJはUの属国と言えるかもしれない。

 またCは、Rという大国と呼んでもよい国とそれなりに良好な関係を持っており、少なくとも大国Uの支配力を減らす場面では共闘している。

 UはCとRに対しては是々非々の態度を示している。

 つまりメリットがあれば付き合うし、メリットがなければ口喧嘩くらいはするだろう。

 そういう中、Cyというあまり他の言うことを聞かない国があったとする。

 この国はもともとはRの前身国によって作られた国なんだが、今は主にCが面倒を見ている。

 Uの大統領はこのCyを「非核化」などと称して、うまく扱うことで名を上げようとしている。

 もしかすると「非核化」でノーベル平和賞を狙っているのかもしれない。

 Uは、Cyを対Uの戦略として何かと利用しているCとRをオモシロくないと思っている。

 そういうわけで、UはKを間に入れてCyと対話・交渉しようとした。

 しかし、KはCの精神的支配下にあるため、Uの意図通りに話が進まない。

 それでは、というわけでUは同盟国Jを利用して、Kに対する、ある種の経済制裁を始めた。

 そうすることで間接的にCyに対する制裁になることを意図していた。

 なぜかCやRもCyをめぐる思惑からなのか、Kに対する防衛的な嫌がらせをした。

 なぜかCyも短距離ロケットを打ち上げた。

 当然CyはUを直接的に刺激するつもりはないので、メッセージはKに対するものだ。

 これらは、偶然的なこともあるだろうが、おそらくUの思惑通りの展開になっている。

 Uは兵糧攻めでCyの非核化を進めようとしている。



 ・・・すべては架空の話だ。








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